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塗膜形成剤は化粧品成分で、肌や髪、爪に付着し、薄く切れ目のない層または、膜を形成します。化
粧品の伸びをよくするためにも利用されます。使用可能な塗膜形成剤は、ほぼ300種あり、そのうちの
多くが、塗膜形成に留まらず、帯電防止剤や増粘剤、結合剤、保湿剤、乳化安定剤としても機能して
います。塗膜形成剤は3タイプにわけられます。水溶性、ワックス及びオイル、そしてポリマーです。
水をベースとした塗膜形成剤には、界面活性剤やたんぱく質派生物、アミノ酸があります。これらは、コ
ンディショナーやモイスチャークリーム、ヘアムースのような製品に広く使われています。こうした製品に
はオイルも重要な塗膜形成剤です。オイルは通常、水ベースの製剤に乳濁液として利用され、そのお
かげで、水分が蒸発しても髪や肌には膜が残っているのです。一方、たんぱく質とアミノ酸は、水分が
完全に蒸発するのを防ぎ、製品内の保湿成分の働きを助けます。
ワックスが使われているのは、口紅やファンデーション、マスカラ、アイシャドウ、アイライナーなどです。
ビーズワックスや植物から抽出されるワックスのような天然のワックスもあれば、石油ベースのワックス
などがあります。ワックスを含む製剤には、アルコールやオイルのような成分も含まれていて、ワックス
をやわらかくし、均一な伸びを助長しています。
マニキュア液やヘアスプレーには、しばしばポリマーベースの塗膜形成剤が含まれています。これらは
一般に溶剤を含む溶液として利用され、溶剤が蒸発しても膜は残ります。ポリマーの中でも酢酸ビニル
ポリマーは、水を使えば簡単に洗い流せることから人気です。マニキュア液をはじめとする、爪の加
工に用いられる製品には、アルコールベースの溶剤に溶解したアクリルポリマーが含まれています。
この溶剤は、通常可燃性が高いため、爪が完全に乾くまで火気に近づけないで下さい。リムーバーに
は、アセトンや酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミルといったいずれも可燃性の液体が含まれていま
す。
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