杵ガ森古墳

杵ガ森古墳

杵ガ森古墳の紹介

坂下第二中学校の西、新館地区の南幹線道沿いにある史跡公園が「杵ガ森古墳」です。

  • 杵ガ森古墳(きねがもりこふん)(県指定史跡  指定:平成8年3月22日)
    指定面積3,466.84㎡。
    杵ガ森古墳は、『新編会津風土記』 の坂下村の項に記事があり、県の遺跡地名表には円墳と報告されていました。昭和六十三年に付近二帯の区画整理事業が始まり、当初計画では、古墳は道路敷で保存困難と考えられましたが、平成2年からの発掘調査の結果、同古墳は県内でも最古段階の前方後円墳の一つであること、さらに古墳の周辺に十基の周溝墓(しゅうこうぼ)と十三軒の竪穴(たてあな)住居跡等を発見し(稲荷塚遺跡)、遺跡の重要性が明らかになったため、関係者のご理解を得て、当初計画を見直しし、前方後円墳と稲荷塚遺跡の周溝墓四基、竪穴住居跡四軒(うち三軒は古墳の墳丘下)を含む遺跡の中心部分を公園として整備し、保存することになりました。
    杵ガ森古墳は、墳丘の長さ45.6m、周掘を含めた長さは54m、主軸はほぼ北北東から南南西で、前方部が南に位置し、長さ20m、くびれ部の幅8m、端部はやや弧状をなし、幅19mで、前方部はごく低く、形は上部では撥(ばち)形に開くが、基底部の特に西側が直線的に開く。後円部は主軸方向で直径25.6m、これと直交する方向では幅25m。二段築成で下段は地山をけずりだした幅約3mの面が後円部を一周。上段は現状ではほぼ倒卵形ですが、かつて稲荷神社を造営する時に盛土し変形しており、当初の状況は不明で、墳丘の高さは2m前後であっただろうと思われます。
    周掘は後円部の周辺では幅6~14m、探さ1~1.5mと幅も広く深いのに対して、前方部周辺では幅2~4m、深さは部分的に0.3~~0.7mと、後円部分に比べて狭く浅くなっています。杵ガ森古墳は、発見した土師器(はじき)からその築造は四世紀と考えられ、多くの特色を持つ前方後円墳でかつ県内最古段階の古墳の一つです。さらに付近に多くの周溝墓や竪穴住居跡を発見した点からも重要です。

 

杵ガ森古墳1

 

杵ガ森古墳2

 

杵ガ森古墳3

 

杵ガ森古墳4

 

杵ガ森古墳5

 

杵ガ森古墳6