旧五十嵐家住宅

旧五十嵐家住宅

旧五十嵐家住宅の紹介

会津平野部の典型的な中堅層の農家住宅です。この住宅は、中開津の五十嵐智信氏の所有でしたが、昭和43年に会津坂下町に寄贈されました。昭和30年頃までは住居として、その後は物置として使用されてきたため、比較的改造の少ない状態で保存されてきており、会津平坦部の中堅層農家(本百姓)住宅の典型的な例として、昭和43年12月県指定重要文化財に指定され、移築復原工事が行われました。その工事の際、梁上の小屋束の柄(ほぞ)に「享保14年」(1729年)の墨善が発見され、建築年代の明らかな建物として、昭和46年国の重要文化財に指定されました。
建物は、桁行(けたゆき)八間半、梁間(はりま)三間半、寄棟造(よせむねづくり)、茅茸(かやぶき)で、正面向かって左寄りに「とんぼぐち」があります。屋内は、左手三分の一が「にわ」及び「うまや」、右手は広間型三間取(ひるまがたみつまどり)りの「おめぇ」と「ざしき」、「へや」があります。「にわ」は土間、「おめぇ」は土座(どざ)で、「ざしき」、「へや」は本来は板敷でした。どの部屋も天井はありません。なおこの住宅は、湿気等の影響で痛みが激しく、平成6年度から文化庁の指導を受けて解体修理され、移築工事が行われました。この移築に際しては、住宅を公開活用施設として利用するため、構造用合板を用いた耐力壁を採用するなどの耐震性を向上させました。

住所:福島県河沼郡会津坂下町大字塔寺字大門1466

電話:0242-83-2234

公開時間:9時~16時

交通:塔寺駅から徒歩で

料金:無料

旧五十嵐家住宅1

 

旧五十嵐家住宅2

 

旧五十嵐家住宅3